太陽誘電の「光沢・耐水写真画質ワイドプリンタブル」を使ってみました。
実物を見ないと分かりにくいのですが、結構きれいです。

きれいに見える理由は、黒がかなり暗くなり、白が白っぽくなって、要するにダイナミックレンジが広いからでしょう。表面の光沢も役に立っています。
ただし、表面が真っ平らではなく、凸凹です。

技術的に難しいのでしょうね。私はあまり気になりません。
実は、今回"SILKWOOD"を改めて再生し直してみて「あれっ」ということがありました。

4:3のサイズで上下に黒帯が入ってしまいます。思い出しました。そうでした。もともとVHSの販売用に作られたマスターをそのまま使ったのかも知れません。私はとても好きな映画ですが、あまり世間では評価されなかった、というか、多分売れなかったので、その後も16:9のものを作り直さなかったようです。
ジャケットを見ました。


サイズに関して「LB」のロゴと「ビスタサイズ」の文字。
ビスタについての、WIKIPEDIAでの記述。
ビスタ・サイズ
横縦比が1.66:1程度の横長の画面サイズのこと。 パラマウント映画社が開発したビスタビジョン (VistaVision) 方式で得られるもので、撮影時に35ミリネガフィルムを横に駆動させる「ビスタビジョン・カメラ」を用いてスタンダード・サイズの2倍以上の画面面積を使って撮影し、上映用プリントを作成する際には縦駆動のポジフィルムに縮小焼きつけする。その際、スタンダードサイズの画面にスクィーズもしくはレターボックス状態で焼付け横長の画面を得る。前述の方法の場合フィルム面全体に画像を縮小する事で、鮮明な画質を得られる。が、今日ではフィルムの性能が向上したために撮影時にフレームを確認しながらポスト処理でマスキングされる場合が多い。かつての横駆動ビスタビジョンは、後年ジョン・ダイクストラが「ダイクストラ・フレックス」として特撮用カメラとして再利用しその基本性能の良さが再評価された。
ヨーロッパ・ビスタ(1.66:1)とアメリカン・ビスタ(1.85:1)との2種類がある。日本映画においては大映(現:角川映画)が初めて採用し、アメリカン・ビスタサイズが用いられることが多い。ハイビジョン放送の画面は1.78:1(16:9)でこの2つの中間である。
ビスタサイズについてのYahoo知恵袋での回答も分かりやすいですね。
回答に使われている図を借りてきます。

分かりやすい図です。ただし、通常の縦置きのフィルムに焼き直す場合、スタンダードサイズに合わせるために、各コマの上下に黒帯を入れるか、左右方向をスクイーズして焼き込むかのどちらかをするのだと思います。
質問者が使っている図の、右側が上下に帯を入れた状態ですね。

そして、これがwikipediaに書かれていた「レターボックス状態で焼付け横長の画面を得る。」だと理解しました。
つまり、ビスタサイズ=レターボックスだと思っていましたが、そうではなく、ビスタサイズの映像の上下に黒帯を入れて4:3にした状態、それがレターボックスだと理解しました。
どうしてかというと、単なるビスタサイズだと、「レターボックス」という名称の根拠がないからです。

なかなか「上下に黒帯」のイメージに結びつくものがありません。下に大きな隙間があると、手紙が箱の外に飛び出しちゃいますから。
あるいは、こんなものでしょうか。

映画「がんばっていきまっしょい」というVHSとDVDを紹介しているページを見ると、DVDの仕様として「ビスタサイズ」という文字と共に

のロゴが添えられています。
多分、映像のサイズ(縦横比)は、16:9あるいはビスタサイズだけれども、DVD-VIDEOとしての仕様は4:3で、上下に黒帯の入った「レターボックス」になっているのではないかと想像されます。
今後あまりレターボックスのDVDなどを保存することはないと思いますが、一応、ロゴを作ってみました。
自作ですので、ご利用の方はその点をご了解ください。