ところが、私自身の分かっているつもりの「イメージ」が、まだまだ理解不足だと先ほど知りました。
昨日にチリから日本に到達した津波の高さは30cmとか60cmというもののようでしたが、正直なところ「膝くらいの高さなら、何の心配もいらない」と思っていました。
しかし、上の図(の写真)を見て、「侮れないな」とようやく気づきました。
30cmの水たまりに足を突っ込むのは何でもないことですが、高さ30cmの水が絶え間なく押し寄せてきたらじっと立っていることも、いわんや自分の好きな方向に進むことなどできないことが想像できます。
ましてや、1mともなれば、図(の写真)の説明にあるとおり、完全に自由を奪われ何の抵抗もできないと気づいたわけです。
この写真は、
http://hamusoku.com/archives/8315289.html
からもらってきました。
なるほどと思わせる反応は、
・水が溜まってるだけならともかく、流れてるからね・・・
・50センチの津波で成人男性は流されます@宮城県民
・一過性の波じゃなく大量の水の塊だからなー
・30cmでも死ぬかもしれないという驚き
・教科書とか電柱とかに出してもいいレベル
・数字でみると大した事ないけど、実際の水位で見るとぞくっとするな。
・冬なら濡れただけで凍えしぬ
・流れるプールの速い版だからな、そんなの自分で動けるわけないわ
・流れるプールの速い版、なるほど
さらに漂流物がぶつかってくるし、死ぬな…
などです。みんな良いこと(説得力のある)ことを書いてくれています。
「流れるプール」というのがイメージとして伝えやすいと思います。子ども連れのレジャーで行くことが多いと思われる「流れるプール」ですが、そこで、津波との関連を教えておくのもいいかも知れません。
ニュースでも、淡々と「高さ30cmでした」というような表現しかしていませんが、死亡者を出す可能性のあった高さだったことを伝えた方がいいと思った次第です。
上の写真は、どこか建物内に実物大で設置してあるような感じですが、同じようなものをあちこちに設置した方がいいと私も思います。
こちらは、中日新聞のサイトにあったものです。

http://www.chunichi.co.jp/earthquake/nankai_trough/20120830-3.html より
文言が同じ(漢字表記がやや異なるが)ですが、大元はどこなんでしょう。
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